CONCEPT
家族が集まるリビングを中心に、庭とのつながり、日々の家事動線、将来の暮らしやすさを丁寧に整えた住まい。
リビングには吹抜けを設け、上方向への開放感と庭へ続く視線の広がりをつくりました。室内にいながら外の景色や季節の変化を感じられ、家族が自然と集まりたくなる居場所となっています。
玄関から洗面、パントリー、キッチンへと続く帰宅動線と、キッチン、ランドリー、クローゼットをつなぐ家事動線を計画。家族の毎日の動きを建築家が一つずつ整理し、デザイン性と暮らしやすさを両立しました。
ガレージや庭も建物と一体で計画し、外からの視線を整えながら、内側には明るく伸びやかな空間を実現した一邸です。
PLAN
敷地面積:338.05㎡(約102.26坪)建築面積:100.20㎡(約30.31坪)延 床 面 積 :122.96㎡(約37.19坪)
うちガレージ面積:16.56㎡(約5.01坪)住宅部分床面積:106.40㎡(約32.18坪)
POINT
家族が多くの時間を過ごすリビングには、吹抜けによる縦方向の広がりと、庭へ視線が抜ける横方向の広がりをつくりました。
床面積だけでは表せない開放感があり、室内にいながら空や植栽、光の移ろいを感じられます。大きな窓から差し込む光がリビングを明るく包み、家族が自然と集まる住まいの中心となっています。
POINT
玄関からは、リビングへ直接向かう動線に加え、シューズクローク、洗面、パントリーを経由してキッチンへ向かえる動線を設けました。
帰宅後すぐに手を洗い、上着や荷物を片づけ、買い物した食品をパントリーやキッチンへ運ぶことができます。
来客時の動線と家族の日常動線を分けることで、玄関やリビングに生活用品が集まりにくく、住まいをすっきり保ちやすくしています。
POINT
キッチン、パントリー、ランドリー、クローゼットを近くに配置し、毎日の家事が一連の流れで行えるように計画しました。
料理や片づけをしながら洗濯を進めやすく、洗い終わった衣類も移動距離を抑えて収納できます。行き止まりを少なくした回遊性のある間取りにより、家族同士の動きが重なりにくいことも特徴です。
一つひとつは小さな移動でも、毎日繰り返す動作を短くすることで、家事の負担を軽減します。
POINT
キッチンからは、ダイニングとリビングだけでなく、庭や吹抜けを通じて住まい全体の気配を感じられます。
料理をしながら子どもの様子を見守ったり、家族と会話したりできる配置です。キッチンを単独の作業場所にせず、家族の時間とつながる住まいの中心として計画しました。
パントリーや水回りへの移動もしやすく、見守りやすさと家事効率を両立しています。
POINT
吹抜けに面した2階ホールは、子どもの遊び場や学習スペース、読書や仕事の場所として使える余白です。
上下階が完全に分断されないため、別々の場所で過ごしていても家族の気配を感じられます。子どもの成長や家族の暮らし方に合わせて、使い方を変えていける場所としました。
個室を増やすだけではなく、家族で共有できる居場所を住まいの中に散りばめています。
POINT
ガレージは車を置くためだけではなく、道路側からの視線をやわらげる役割も担っています。
建物、ガレージ、庭の位置関係を一体で考えることで、外部に対しては落ち着いた佇まいとしながら、室内側には光と開放感を取り込みました。
雨の日の乗り降りや荷物の出し入れがしやすく、アウトドア用品などの保管場所としても活用できる、暮らしに寄り添った計画です。
POINT
バウハウス.全棟標準仕様
高断熱/高気密/高耐震・高耐久/長期優良認定住宅/トータルプロデュース/パッシブデザイン/2次防水検査/省令準耐火
ARCHITECT
普遍的で美しい住宅。
周辺 / 敷地 / 家族にとって自然な環境であることを目指します。
PERFORMANCE

長期優良住宅認定
耐震等級3認定
構造計算(許容応力度計算)実施
一次エネルギー消費量計算(BEI) 実施
FAQ
家族が自然と集まれるリビングを中心にしながら、家事や帰宅後の動きがスムーズな家にしたいと考えていました。
ただ「広いリビングが欲しい」「家事動線を良くしたい」といった要望だけではなく、家族が普段どこで過ごすのか、帰宅してからどんな順番で動くのか、将来どんな暮らし方になりそうかまで建築家に伝えながら、間取りを一緒に考えていきました。
完成した住まいは、リビングを中心に庭やキッチン、2階まで家族の気配がゆるやかにつながる空間になっています。
印象的だったのは、希望したものをそのまま配置するのではなく、「なぜそれが必要なのか」まで考えて設計してもらえたことです。
例えば「開放的なリビング」という要望に対しても、単純に床面積を大きくするのではなく、吹抜けで縦方向に広げ、庭へ視線が抜けるようにすることで、実際の面積以上の広がりを感じられるように計画されています。
要望をそのまま形にするというより、私たちが求めている暮らしを建築家が読み取り、別の角度から提案してくれたことが、この家らしさにつながっていると思います。
帰宅後の動きと、毎日の家事をできるだけスムーズにしたいという希望がありました。
玄関からはリビングへ直接入る動線とは別に、シューズクローク、洗面、パントリーを通ってキッチンへ向かえる動線があります。
買い物から帰ったときも、手を洗い、荷物を片づけ、食品をパントリーやキッチンへ運ぶという一連の動きが自然につながります。
また、キッチン・パントリー・ランドリー・クローゼットも近くに配置されているため、料理と洗濯など複数の家事を並行しやすい間取りになっています。
建築家と家づくりを進める中で、部屋の配置だけではなく、毎日の行動そのものを間取りにしていくことの大切さを感じました。
料理をしている時間も、できるだけ家族とのつながりを感じられる場所にしたいと考えていました。
この家ではキッチンからダイニングやリビングだけでなく、庭や吹抜け方向にも視線が広がります。
料理をしながら家族の様子を見たり、会話をしたりできるので、キッチンが単なる「家事をする場所」ではなく、家族の時間につながる場所になっています。
家事効率だけを優先するのではなく、家事をしながら家族とどう過ごしたいかまで考えて配置されたキッチンです。
一番感じたのは、「欲しい部屋」を並べるのではなく、私たち家族がどう暮らしたいのかを整理して、間取りに置き換えてもらえたことです。
リビングの広さ、家事動線、収納、庭、ガレージなど、一つひとつを別々に考えるのではなく、敷地や周辺環境も含めて一つの住まいとして計画されています。
例えばガレージも、車を停めるだけではなく道路からの視線をやわらげる役割を持たせ、その内側に庭や明るいリビングをつくるなど、複数の役割を持たせています。
自分たちだけでは「こういう間取りにしてください」と具体的に言葉にできなかった部分まで読み取ってもらい、暮らし方として提案してもらえたことが、建築家と家をつくる魅力だと感じています。