CONCEPT
道路から奥まった旗竿地に建つ、家族の暮らしを中心に考えた平屋。
建物を敷地形状に沿って斜めに配置することで、光・視線・駐車計画を整え、LDKを中心に家族が自然と集まる住まいを実現。
玄関から手洗い、パントリー、キッチンへとつながる帰宅動線と、キッチンからランドリー・FCLへつながる家事動線により、毎日の暮らしやすさを高めた一邸。
PLAN
敷地面積:273.83㎡(87.83坪) 延べ床面積: 86.53㎡(26.17坪)
POINT
リビングの先には、庭とつながるウッドデッキを計画。室内だけで完結するのではなく、外の空間まで暮らしの一部として感じられるようにしました。窓を開ければ、リビングの延長として庭へ出られ、子どもの遊び場や家族のくつろぎの場に。軒の出により日差しを調整しながら、内と外が心地よくつながる住まいです。
POINT
リビングからデッキ・庭へ自然につながる開口計画。外への広がりを感じながらも、窓の高さや位置を調整し、周囲からの視線を感じにくい空間にしました。
POINT
家族が日常をできるだけ一緒に過ごせるよう、住まいの中心にLDKを計画しました。リビング・ダイニング・キッチンがゆるやかにつながることで、料理をしながら子どもの様子を見守れたり、それぞれが違うことをしていても気配を感じられます。家族の時間を自然に育てる、暮らしの中心となる空間です。
POINT
玄関から手洗い、パントリー、キッチンへとつながる帰宅動線を計画しました。帰宅後すぐに手を洗い、買い物した荷物はそのままパントリーやキッチンへ運べるため、毎日の小さな動きがスムーズになります。玄関まわりにはシューズクロークも備え、靴や外用品をすっきり収納。暮らしやすさを支える実用的な動線です。
POINT
靴や外用品、子どもの道具までまとめて収納できる玄関まわり。普段は使いやすく、来客時はカーテンで隠せる、暮らしに寄り添う収納計画です。(※撮影時はカーテンは未設置)
POINT
道路から奥まった旗竿地という条件を、建築家の視点で丁寧に読み解いた配置計画。建物を北側へ寄せ、敷地形状に沿って斜めに配置することで、南側に大きな開きをつくり、室内へ自然光を取り込みやすくしました。周囲からの視線や駐車のしやすさにも配慮し、難しい敷地条件を暮らしやすさへと変えています。
POINT
バウハウス.全棟標準仕様
高断熱/高気密/高耐震・高耐久/長期優良認定住宅/トータルプロデュース/パッシブデザイン/2次防水検査/省令準耐火
ARCHITECT
どんな部屋がいくつ必要といったことよりも、まずはどんな生活がしたいかを自由にイメージしていただいて、それを伝えていただきたいと思います。
そうすることで、最初に限定されず、たくさんの可能性が生まれると思います。たくさんの可能性の中から、一緒に最適なものを探していきたいと思います。
PERFORMANCE

長期優良住宅認定
耐震等級3認定
構造計算(許容応力度計算)実施
FAQ
家族5人が暮らす家なので、それぞれの場所を確保しながらも、家族が自然と顔を合わせられる住まいにしたいと考えていました。
特に大切にしたかったのは、家族が一緒に過ごす時間です。
建築家との打ち合わせでは、「何帖のリビングが欲しい」「この部屋が必要」といったことだけではなく、普段どのように家の中を移動しているのか、子どもたちとどんなふうに過ごしたいのかなど、日々の暮らし方について話しました。
そこから提案されたのが、LDKを住まいの中心に置き、その周囲にそれぞれの生活動線をつなげる平屋の間取りでした。
家族それぞれが違うことをしていても、自然と気配を感じられる住まいになったと思います。
単純に「キッチンの近くに洗面やランドリーを置く」ということではなく、毎日の動きを一つひとつ整理してもらいました。
例えば、キッチンからランドリー、ファミリークローゼットへとつながる動線があります。
料理をしながら洗濯をしたり、乾いた衣類をそのまま収納したりできるので、家の中を何度も往復する必要がありません。
また、帰宅してからの動線も家事動線とつながっているので、それぞれを別々に考えるのではなく、家族の一日の動きを一つの流れとして建築家が間取りに置き換えてくれたように感じます。
「家事動線を良くしたい」という漠然とした希望が、具体的な暮らしやすさにつながりました。
玄関から手洗い、パントリーを通ってキッチンへ入れるようになっています。
外から帰ってきたらまず手を洗い、買い物した食品や日用品をそのままパントリーやキッチンへ運べるので、リビングを通って何度も荷物を運ぶ必要がありません。
子どもたちが帰ってきたときにも、自然と手洗いをする流れができています。
玄関には家族5人分の靴や外用品を収納できるスペースもあるので、玄関が散らかりにくくなりました。
設計段階では「収納がたくさん欲しい」「家事を楽にしたい」といった要望でしたが、建築家が収納量だけではなく、“どこで使って、どこにしまうのか”まで考えてくれたことが暮らしやすさにつながっています。
道路から奥まった旗竿地だったので、最初は「家が暗くならないか」「駐車しにくくならないか」といった心配はありました。
建築家から提案されたのは、土地の形に沿って建物を単純に配置するのではなく、建物そのものを少し斜めに配置するプランでした。
それによって南側に大きな空間をつくり、LDKや庭へ光を取り込みながら、車の出入りや周囲からの視線にも配慮した計画になっています。
旗竿地だからできないことを考えるのではなく、「この土地ならどうすれば気持ちよく暮らせるか」を考えてもらえたのが印象的でした。
土地の条件を建築家に読み解いてもらうことで、デメリットだと思っていた部分が、この家ならではの特徴になったと思います。
一番感じたのは、自分たちが伝えた要望を、そのまま間取りにするわけではないということです。
「平屋にしたい」「家事を楽にしたい」「家族で過ごす時間を大切にしたい」といった希望に対して、建築家からは「では、この家族にとってどんな暮らし方が一番自然なのか」という視点で提案してもらいました。
その結果、LDKを中心として、帰宅動線、家事動線、収納、庭までがつながる回遊性のある住まいになっています。
自分たちでは具体的な間取りとして表現できなかった要望を整理して、「欲しい部屋」ではなく「したい暮らし」から設計してもらえたことが、建築家と家をつくる大きな魅力だったと思います。